2024年12月16日
Fashion
ダークデニムの魅力が
新しい定番へ
秋冬シーズンにダークデニム?実はこれが新定番。気温が下がると自然と深みのある色合いやリッチな質感のファッションに惹かれるものです。デニムはクラシックなウォッシュブルーにとどまらない、無限の色合いと風合いを備えています。生デニムからブラックデニム、ワックス加工やコーティング仕上げまで、さまざまなバリエーションのデニムが存在する中、その多用途性から、どんなワードローブにも欠かせない定番として大きな存在感を放つのがダークデニムです。
生デニムの魅力:経年変化を楽しむ一着
深いインディゴ染めの色合いが特徴的で、何の処理も施していない未加工の生デニムは、デニム愛好家たちに根強い人気を誇ります。頑丈でかっちりとした風合いに、年月とともに経年変化で生まれる唯一無二の表情。まるで熟成ワインのように、時間とともに風合いが増し、独自の変化を遂げてオーナーの体型にぴったりと馴染んでいきます。ウォッシュや加工を施すことで似たような効果は得られますが、個々に育てられた生デニムとは比較になりません。
ワックス加工で遊ぶ、個性的なデニム
生デニムは、ほぼブラックとも言える深く鮮やかなインディゴの色合いを持っていますが、徐々に青みが増してゆき、それに応じて風合いも増してゆきます。デニムそのものが持つ風合いだけでは物足りなくなったら、コーティング加工デニムやワックス加工デニムの登場です。ワックスデニムは、19 世紀に発明されて以降、世代を超えたファッションステートメントとなっています。もとは船員たちが雨や悪天候から身を守るための防水性と耐久性を兼ね備えたユーティリティウェアとして使われていたので、ワックスデニムの生地の復元力の高さは証明済み。1970年代、普通のデニムにはないエッジの効いたデニムとして、パンクムーブメントによって復活を遂げ、グランジスタイルが台頭した1990年代には、ファッション界にも登場しました。今やワックスデニムは、その表面の独特な風合いと穿き心地の良さから、誰からも愛され称賛される存在となっています。
ダークデニムのスタイリング術
ブラックデニムや生デニム、コーティングデニムなどどんなタイプであれ、ダークデニムのスタイリングはとても簡単。一般的に暗めの色は体のラインを美しく見せるだけでなく、さまざまなアイテムと合わせやすい色目とされています。たとえば、生デニムのジーンズをシンプルなグレーのトップスと合わせれば、デニムの質感が際立ちます。一方で、赤や白など明るいカラーと組み合わせると、粋なコントラストが楽しめます。存在感を強調したセットアップスタイルを楽しむなら、同じウォッシュのジャケットと合わせて、洗練された統一感を演出するのもおすすめです。
デニムのお手入れ:長く愛用するために
ローデニムやワックス加工デニムなど、どのタイプのデニムであっても、できる限り洗う回数を少なくし、常に低い水温で洗うことが強く推奨されていますが、生デニムやワックス加工デニムの場合は特に注意が必要です。ワックスデニムの場合は、コーティングが落ちないよう、裏返しにして洗濯ネットに入れて洗うことをお勧めします。洗剤を多めに使うと思ったより早く色落ちすることがあるので、洗剤は控え目にして色褪せを防ぎましょう。また、乾燥機は避けて自然乾燥させることで、生地の品質を保ち、縮みを防ぐことができます。











